【パイロットの裏話】国際線パイロットのパスポートはスタンプだらけ?知られざる入国審査の秘密
こんにちは。SkyClear代表の津野です。
今日はいつもの受験対策からちょっと離れて、現役時代によく聞かれた「フライトの裏話」をブレイク(息抜き)としてお届けします。
皆様は、国際線を飛ぶパイロットのパスポートを見たことがあるでしょうか?
「世界中の国々を飛び回っているんだから、きっと入出国スタンプのハンコでページが真っ黒(だらけ)なんだろうな」
そう思われる方が多いのではないでしょうか。実はこれ、大きな勘違いなのです!
🛑 結論:パイロットのパスポートは驚くほど「真っ白」!?
実は、私たちパイロットが仕事で海外の空港に降り立つ際、日本を出国するときも、現地の国に入国するときも、パスポートにスタンプはほとんど押されません。
「えっ!じゃあ入国審査を受けずに密入国しているの!?」
なんて驚かれるかもしれませんが、もちろんそんなことはありません(笑)。きちんと厳格な審査を受けています。
ではなぜスタンプが押されないのかというと、パイロットやCA(客室乗務員)といった乗務員には、一般の乗客の皆様とは全く違う「特別なルートと書類」が用意されているからなのです。
📄 秘密の書類「ジェンデク」とは?
国際線のクルーは、一般の長蛇の列には並ばず、専用の「クルーレーン」を通って審査を受けます。
その際、スタンプの代わりとして使われるのが、「General Declaration(総括申告書)」、通称ジェンデクと呼ばれる公式書類です。
この書類には、
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そのフライトに誰が乗っているのか(乗員名簿)
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飛行機にどんな貨物が積まれているのか などが一括して記載されています。
つまり、一人ひとりのパスポートにポンポンとスタンプを押す代わりに、この「ジェンデク」という書類と航空会社のIDカードを提示することで、「この飛行機を動かすプロとして、一括で入国審査をパスします」という手続きが行われているのです。
もし毎回スタンプを押していたら、月に何度も海外を往復するパイロットのパスポートは、数ヶ月でページが足りなくなってしまいますからね(国境を守る側にとっても、合理的な仕組みなのです)。
📌 ホチキス留め!?国による面白い「例外」も
基本的にはスタンプなしの書類審査ですが、世界にはいろいろな国があり、中には面白い例外もあるようです。
例えば、スタンプの代わりにクルー用の「上陸許可証(ランディングパーミット)」という小さな紙片を、パスポートにホチキスでガチャンと留めてくる国があります。
また、世界の中には、一般のお客様と同じようにパスポートへスタンプを押すルールの国もあるそうです。一国の門番である国境検問ならではの、ユニークな違いですね。
✈️ 空のプロフェッショナルを目指す皆様へ
いかがでしたでしょうか。飛行機が国境を越えてスムーズに運航される裏側には、こうした国際的なルールや、知られざる仕組みがたくさん隠されています。
一見、一般の旅行とは全く違う世界のように見えますが、こうした「航空業界の常識や仕組み」を知るたびに、世界が身近に感じられてワクワクしてきませんか?
SkyClearでは、単なる試験対策の詰め込みではなく、コックピットのリアルや大学の講義レベルの知見をベースに、学生たちの「本質的な理解とワクワク」を育てる指導も行います。
未来のキャプテンを目指す受験生の皆様、そして航空業界を夢見る皆様。 いつか皆様が自分自身の「IDカード」を手にし、専用クルーレーンを颯爽と通り抜けるその日を、心から楽しみに応援しています!
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